はな さっちゃん巡礼記 はな

[巡礼を終えて]


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巡礼を終えて

 この巡礼について、所属教会の教会報に書かせていただいたので、その文章を丸ごと再録したいと思います。


大聖年巡礼

 大聖年にローマへ行ってみたい、そう友だちに話したところ、ちょうど他の友だちから巡礼ツアーに誘われている。一緒にどうか、とのこと。自分でも驚くほどトントン拍子に話が進み、生まれて初めて巡礼に行くことになりました。巡礼ツアー参加者は二十三名。同行司祭と添乗員を含め二十五名の団体でした。最初はお互い緊張していましたが、数日共に過ごすうちに一つの家族のようになり、とても温かく、のびのびとした雰囲気の巡礼団になりました。コースは、まずローマに行き「聖なる扉」の『開門式』、教皇様司式の『クリスマス・ミサ』に参加したあと、ローマの四大聖堂を巡り、アッシジまで日帰りの巡礼。フランスへ渡りルルドとパリ市内巡礼。イスラエルへ飛んで二〇〇〇年を迎え、エルサレム市内とガリラヤ地方をまわってから、カルメル山のカルメル会修道院で巡礼最後のごミサに与って帰国する。内容の濃い三カ国・十五日間の行程でした。

 二千年間受け継がれてきた信仰、それを次の世代へ伝えてゆかなければならないのだと自覚させてくれたイタリア、いつもマリア様の優しい保護のうちにいるのだと感じたルルド、人の子として生活されたイエズスとそのイエズスに出会った人々について思いを馳せたイスラエル。

 この巡礼を通じて一番心に残ったことは、ペトロのことでした。ガリラヤ湖畔にたたずんで、イエズスに『来なさい』と言われてから彼の人生はなんと大きく変わったことだろうと思いました。もしイエズスに出会わなかったら、その呼びかけに応えなかったら、彼はイスラエルの田舎に暮らす一漁師として一生を終えたことでしょう。ですが彼はイエズスの呼びかけに応え、最後まで従いました。途中イエズスの言われることが分からなかったり、イエズスを「知らない」と否んだこともありました。しかし彼はイエズスから離れず、最後まで、逆さ十字架につけられて殉教するまで信じてついていったのです。わたしたちは今すでに、イエズスの『来なさい』という呼びかけに応えて歩き始めています。途中何度もつまずいたり、悪くすれば主を裏切ったりするかもしれません。ですがそのような困難を乗り越えて、ペトロのように最後まで主に従いたい。最後まで主に従って生きたい。そう心から祈っています。

 主が最後までわたしたちを守り、助け、導いてくださいますように。マリア様の取り次ぎを願いたいと思います。

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Last Updated 2000/05/04